そんなうねりの中、田子の外洋ポイント沖のフト根では、イサキやタカベ、カタクチイワシなどが中層をぐるぐる回り、２０メートル当たりには、サクラダイの大きな群れがいて、♂は婚姻色で白い点をいっそうに際立たせ、ヒレを全開にして、♀と求愛ダンスを踊っていました。サクラダイそのものが、串本にはあんまりいないし、須江でも、滅茶苦茶数が多いというわけではないので、こんなにすごいダンスは初めて見ました。雌の動きにあわせ、ひらりひらりと踊る♂の姿は、やっぱ男はこうでなくちゃ！と思わせるくらい。すごかったです。そんな姿あちらこちらで繰り広げられていました。それも水深２０メートル付近と、結構粘れる水深というのもなかなか嬉しいです。

100ミリ＋1Dmk2で撮りました。かなりなスピードで右に左にダンスするんで結構動きをあわせるのは大変です。まま、求愛に必死で、わりと近づけるのが嬉しかったです。